私はインターンシップで人生変わった
前回の記事ではインターンシップに参加する意義について触れました。
そこで今回は、私がなぜそう考えるようになったかを、私のインターンシップ体験をもとにお伝えしたいと思います。
2014/04/19付けの記事で書きましたが、私の父は富士通という会社でSEをしており、小さい頃から当時としては珍しいFM-TOWNSなどのPCに囲まれて育った影響もあり、学生時代はSEになろうと思っていました。
そのため、大学でも情報系の研究室に入り勉強をしていた私にとって、SE職種のインターンシップに参加することは自然な流れでした。
インターンシップ先では、簡単なシステムを作成することを課題で出され(といっても、確かC言語の基本的なヤツとかVisual Basicとかですが)、3週間程度でいくつかのシステムを新入社員の方と並んで作成した記憶があります。
ここでも、正直適正はそこそこあったと思います。
一応研修を受けたあとの新入社員の方よりも、サクサクシステムを作れてましたし、内容としては抵抗なくできていました。
しかし、私は気づいてしまったのです!
朝から晩まで、昼休憩以外はほとんどPCの前に座ってひたすらカタカタやっている状況、「俺にはあわねぇ」と。。。
そして思い出しました。私は、小さい頃から成績表にも「落ち着きがない」と書かれ、母親からは保育士という育児のプロの目線から我が子を見て「この子多動じゃないかしら?」と疑われる子どもだったと。。(のちにちゃんと疑いは晴れますが)
そんな私が、今後何十年もこの仕事を続けていくことができるのか??無理じゃないのかと。
そんなこんなで、結構その後も迷い、SE職の内定もいただいていたのですが、最終的には動きながら私の興味分野であった広告の仕事に携われる人材系の広告代理店に就職したのでした。
インターンシップややりたいと思っている分野に身を置き、興味が深まったり、確信を持てたりすることも一つの発見ですが、「これは違う」と思えることも大きな発見で、それをしなければ気がつけないことです。
だから、やりたいことが見つかっていない人は、これまでと同じ行動を続けていたって結果は変わらないのだから、新たな人に出会い、場や環境に身を置いて、その時に感じる気持ち(感性)と真正面に向き合うことで新しい自分を発見するきっかけになるし、
やりたいことがある人は、インターンシップを経験することで、それが確信に変わるかもしれないし、私と同じように「違った」と気がつけるかもしれない。
インターンシップという、誰かが用意した仕組みにただ乗せられるだけではなく、そうやって自らのために「使ってやる」位の勢いで参加すれば、インターンシップがより意義深い経験になると思います。
いかがだったでしょうか。
少しでもインターンシップを考えている方の参考になりましたら幸いです。
ではでは今日はこのへんで。
ではでは。
はじめてのインターンシップ 仕事について考えはじめたあなたへ 渡辺三枝子 (著), 久保田慶一 (著) アルテスパブリッシング