最近背中を押してくれる言葉
(2006-11-18mixi日記掲載文章を加筆修正。書いた当時の空気感を残したかったので、当時のストレートな表現はそのままにした)
ラフィング・ブルが言った。
「泳ぐ鳥よ、お前の身体が何で出来ているか知っているか。」
俺は言った。
「しらねぇよ。きっと、どこにでも転がってる鳥の糞だろうさ。」
ブルは言った。
「泳ぐ鳥よ、お前の魂は何で出来ているか知ってるか。」
俺は言った。
「しらねぇよ。きっと、どこにでも転がってる綿ぼこりだろうさ。」
ブルは言った。
「その答えは、間違っていて、合っている。
お前の身体は、宇宙の全てと繋がっていながら、お前でしか在りえ無い。
お前の魂は、宇宙の全てを含んでいながら、お前にしか成りえ無い。
それはこの私も、そして誰しも。」
「誰かが憎ければ、お前は自分を憎んでいる。誰かを愛していれば、お前は自分を愛している。」
俺は言った。
「俺は誰にも何も感じないよ」
ブルは言った。
「それは…この地上で何より不幸なことだ」
cowboy bebop セッションXX「よせあつめブルース」より
私が世界一好きな絵本「100万回生きたねこ」にも通じるものがある気がする。
でも、悲しい時は何も感じなくなれば良いとも思う。
この都合の悪さが人間なんだな。
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