井川ヒロトのブログ

志について探求を続ける 井川 ヒロト が、ニュース・社会・政治・教育・作品(映画、演劇、インプロ、音楽、本、DVD、TV番組・ラジオ)などについて思った事を綴ります。※記事の内容は執筆者個人の見解であり、所属団体の公式見解ではありません。

日本と中国の事

あのね、僕は中国人とも笑いあえるってことを知っているし、経験してきた。

日の丸

だから、今の状況は、辛いし、痛いし、悲しい。

でも、もし僕が中国の人達と笑いあう経験をしたことがなかったら、彼らを知らなかったなら、きっと僕の心は、怒りであり、憎しみであったと思う。

それはきっと、今の多くの中国人であり、多くの日本人。

僕は今、辛くて、痛くて、悲しいけれど、そう感じれている自分を誇りに思う。

怒りが全くないとは言わない。だけれど、辛さと痛さと悲しさが遥かにそれを凌駕している。

この感情は、相手への尊重がなければ有り得ないモノだから。

だから、この痛みは自分自身への証でもある。

目をつむり、日の丸の国、日本をこれまで創ってきた過去の英霊たちを感じようと試みた時に、真正面から彼らに向き合える日本人であれていることの証。

僕が死ぬときは、英霊たちが残してくれたモノと同じ、誇り高き日本人としての土となり、礎となり、後世の人にこの日本を残したい。

この辛さと、痛さと、悲しみを、真正面から受け止めよう。

怒りと憎しみは、それらを感じなくさせてくれる麻薬だ。

麻薬は、一度使うと癖になる。やめられなくなる。

「どうありたいのか」

僕はそれを、貪欲に追い求める。

以下、アニメ「Cowboy Bebop(カウボーイ・ビバップ)」 セッションXX「よせあつめブルース」より

ラフィング・ブルが言った。

「泳ぐ鳥よ、お前の身体が何で出来ているか知っているか。」

俺は言った。

「しらねぇよ。きっと、どこにでも転がってる鳥の糞だろうさ。」

ブルは言った。

「泳ぐ鳥よ、お前の魂は何で出来ているか知ってるか。」

俺は言った。

「しらねぇよ。きっと、どこにでも転がってる綿ぼこりだろうさ。」

ブルは言った。

「その答えは、間違っていて、合っている。

お前の身体は、宇宙の全てと繋がっていながら、お前にしか成りえ無い。

お前の魂は、宇宙の全てを含んでいながら、お前でしか在りえ無い。

それはこの私も、そして誰しも。

誰かが憎ければ、お前は自分を憎んでいる。誰かを愛していれば、お前は自分を愛している。」

俺は言った。

「俺は誰にも何も感じないよ」

ブルは言った。

「それは…この地上で何より不幸なことだ」