(ブログの区切りの為、2012/02/27ブログ掲載記事を転載します。)
人は、他人の事など救えないと知っている。
例え恋人や、親子といえども、命は一人一人。
人は、自分以外の人間を救う事などできないと、本能的に分かっている。
出来るのはせいぜい、その不幸を悼み、一時涙することくらいしかできないと。
だから、だからこそ志を持つべきだと自らに呼びかけるのではないだろうか。
目の前の不幸に対し涙を流すだけでなく、その前にいくらかでも、喜びを見出すことへの努力をしたという証を残すために。
その虚しさに、少しくらいの喜びを見出す人間が、この世には存在したって良いと思うから。