井川ヒロトのブログ

志について探求を続ける 井川 ヒロト が、ニュース・社会・政治・教育・作品(映画、演劇、インプロ、音楽、本、DVD、TV番組・ラジオ)などについて思った事を綴ります。※記事の内容は執筆者個人の見解であり、所属団体の公式見解ではありません。

淘汰されない大学

アエラが「淘汰されない大学ランキング」特集を組んでたのでかなりざっとだけど斜め読みしてみた。
ようは淘汰の時代は始まってて、リスクとって投資できて、職員が優秀な大学が生き残るってことかな?

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元大学関係者の身からすると、その通りかな。


リスクテイク
昔は保守的な方が健全な経営できたけど、少子化で競争原理が生まれている今はリスクとって投資(株式投資って意味だけじゃない)できないと厳しいと思う。

職員力
大学職員と教員って、国会議員と官僚の関係に似てると感じてた。(教授会≒国会で)ルール作るのは教員で、予算とって実行するのは職員。もちろん何をするかWHATを決めることは大事なんだけど、どうやるかHOWも、この構造の中では大事(企業だとまた違うけど)。
ようは、クレバーな職員がやりたくないWHATを押し付けられた時にどうするかというと、結果が出ないようにHOWを実行して、結果検証はちゃんとやって「このWHATはあまり効果がありませんでした」って報告まとめて次年度の予算から削る。まあそこで立法と行政間の自浄作用が働いていると言えば働いているんだけれども、クレド意識の低い人が多いと、結局はそこで本質が失われてしまい、競争力のあるモノは生まれない。