イガワヒロトのブログ

志について探求を続けるイガワヒロトが、いつまでも青臭い心(ブルーハーツ)でニュース・社会・政治・教育・作品(映画、演劇、インプロ、音楽、本、DVD、TV番組・ラジオなど)の批評や日常の思った事を青っちろい言葉で記事にします。※記事の内容は執筆者個人の見解であり、所属団体の公式見解ではありません。

キャリアコンサルタントから見るティール

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この記事のために、久々にNewspicksのプレミアム会員になってしまった。NPの思うツボだな笑
ティール組織はここ数年読んだ中で最も興味深い本です。私が考えるティールの要点とは以下の三つの視点でモノを見ようとする覚悟のことです。


1.人を信じる
2.リソースを見る
3.構成主義的モノの見方

 

1.人を信じる
X理論とY理論の文脈で語られていますが、人を信じて人に接すれば、人はその信頼に自ら応えてくれるということです。そして情報格差を作らないという事です。

ヒエラルキー型の組織では、組織内で情報格差を作る事で立場を維持するマネージャーがいます。一方現場の社員は限られた情報しか持たされていないにも関わらず、主体性を求められるというパラドックスに置かれています。情報も与えられず、疑心暗鬼の中主体性を持てというのは無理な話です。

ティール組織の中では、社員は全ての情報にアクセスできる(全社員の給与情報も含めて)ことが推奨されています。

情報格差を極力なくすことが、社員が主体性を持つために必要なインフラなのです。そしてそのためには「人を信じる」という視点で人を見て組織を運営する思想が欠かせないのです。

 

2.リソースを見る
自分自身も、他人に対しても、足りない点を見つけて問題として取り上げて、原因究明をしていく問題解決志向が蔓延しています。

いわばコップの水の入ってない部分にばかり注目するわけです。

そうではなくて、コップに入っている水(リソース)に注目をして、そのリソースを使ってどう前に進んでいくか、組織に貢献していくか、理想に近づいていくかを考えるSolution focusなモノの見方をする事です。
お互いのリソースに注目する事で、自信と仲間への信頼に満ちた空間に組織がなってきます。

自分自身を、自分の言葉をあるがままに、肯定的に受け止めてくれる空間に一度身を置いてみてください。とても心地よくて、安心して、自分自身でいることができます。自分らしくいられる組織であることもティール組織では推奨しています。

とはいえ、そんな空間はなかなか見つからないですよね。

そういう空間が身近にない方には、インプロ(即興劇)を観に行くことをお勧めします。

インプロとは台本のないお芝居です。台本がないので、お客様からお題をいただいたりして、話しをその場で創り上げていきます。どうやってそんな事を実現しているかというとそこにはたった一つのルール”Yes and”(相手を否定しないで受け入れて、自分も一つ返す)によって、物語を構成していきます。そこにはどんなに変なことでも、普通のことでも、否定は存在しません。インプロショーにはそういう空間が広がっていて、観に行くだけでも幸せな気持ちを味わうことができると思います。

 

3.構成主義的モノの見方
これはあとがき近くの章でポストモダンという言葉で改めて説明されています。
要は客観的な事実よりも、その人が見て感じた主観によって世界は成り立っているという考え方です。
この概念は一見分かりにくいですが、これこそがティールが最先端で、現代社会において求められる所以だと思います。
客観的事実と理性だけで考えていても同じような答えしか出せません。主観と感性の世界から人やモノゴトを見ることによって、より人間的で本質的な価値のあるモノを創ることができて、そこに関わる人の自己実現にも繋がる空間を築けるのだと思います。

 

そして、ティールは客観的で理性的な理論ではなくて、主観と感性といった「モノをどう見ようとするか」という唯一絶対の理論という言葉には表せない概念であるため、帰納法的に実践的取り組みを紹介する方法で紹介をされているのだと思います。

 

ティール組織自体は割と分厚い本で、一見とっつきにくいですが、今回のNewspicksのティール組織特集では、図解つきで5分で分かる記事にまとめていたり概要が分かりやすいので、是非一度この機会に読んでみて欲しいです(NPの回し者じゃないです)。

 

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ほんとはもうちょっと今回の記事で書いたことの一つ一つを掘り下げて書きたいのですが、長くなるので今日はこの辺で。

ではではまたです。

ではでは。

 

ティール組織――マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現

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