井川ヒロトのブログ

志について探求を続ける 井川 ヒロト が、ニュース・社会・政治・教育・作品(映画、演劇、インプロ、音楽、本、DVD、TV番組・ラジオ)などについて思った事を綴ります。※記事の内容は執筆者個人の見解であり、所属団体の公式見解ではありません。

悪法も法なり

悪法も法なり

 

この言葉は好き。

 

諸説あるみたいだけれど、ソクラテスの言葉が語源になっているらしい。

 

ソクラテスの弁明・クリトン (岩波文庫)

ソクラテスの弁明・クリトン (岩波文庫)

 

 

この言葉に行きついたのは確か、パラドックス定数という劇団の芝居「東京裁判」で語られた台詞「法は絶対である、故に平等である」だったと思う。

 

僕自身、これまでに全ての法律を守れている自信はないけれど、でもどんな法律でも守ろうとする意志を持つからこそ、悪法は正そうというエネルギーになると思うから。

 

法律家とか弁護士っていうと、今ある法律の中でどう生き抜けばよいのかを教えてくれる人ってイメージの方があるけれど、本当はより良い社会、より良い世の中にするためにどういう法律であるべきかを考える気概のあった人こそが真の法律家だと思う。

 

この法律家って、実は僕ら自身の中に身近に存在していて、僕らが法律家であれると思う。

住んでいる地域や、会社だったり団体だったりにも、大きなものから小さなものまでいろんな規程やルールがあると思う。

 

その中には、非効率だったり、誰かが困ったりしている悪法もあるだろうし、あるいはある仕組みや決まりを入れることで、もっとハッピーは人ができる場にできるかもしれない。

 

ピーター・ドラッカーを日本に紹介し、ソフトバンク孫正義氏、HISの澤田氏、パソナの南部氏の師匠である野田一夫先生という方がいて、僕も一応野田先生の生徒の一人だけど、野田先生の「愚痴を言うなら提案をしろ」って言葉をよく覚えてる。

 

悪法である現状に愚痴を言ってても仕方がない。良くするための提案を考えようって。

そのエネルギーを持つには、悪法だろうがなんだろうが、現状を愚痴を言って斜に構えるんじゃなくて、まっすぐに受け止めることなんだと思う。

 

きっとソクラテスはそう言いたかったんじゃないかなと。

 

死刑という裁判の結果を、弟子たちの必死の説得にもかかわらずそのまま受け入れたソクラテスの弁明から受け取った今日この頃。

 

 

文章が全然まとまらなかったけれど、たまには頭の中垂れ流しの文章でも良いかなと。そのまま垂れ流してみた。

 

 

悔しかったら、歳を取れ! ―わが反骨人生 (ゲーテビジネス新書)

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賢者の訓導

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