イガワヒロトのブログ

志について探求を続けるイガワヒロトが、いつまでも青臭い心(ブルーハーツ)でニュース・社会・政治・教育・作品(映画、演劇、インプロ、音楽、本、DVD、TV番組・ラジオなど)の批評や日常の思った事を青っちろい言葉で記事にします。※記事の内容は執筆者個人の見解であり、所属団体の公式見解ではありません。

「私の志」小論文コンテスト

部屋を整理していたら、懐かしいものが出てきましたので、思い出話を少し。

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私が大学職員時代に企画した「私の志」小論文コンテストのポスターです。

 

当時は入試広報担当として仕事をしていて、大学の教育理念「現代の志塾」にすごく共感をしていた身としては、「どうやってこの教育理念を広報として体現できるか」を考えて企画したものです。

 

「『現代の志塾 多摩大学』として、高校生に『志』を考えるきっかけを提供し、志を持つ学生の育成に努める。」ことを目的に行ったコンテストですが、1年目は全国353件の応募をいただきました。

 

この結果も、高校生に対して「私の志」という堅いテーマでしかも原稿用紙5枚程度を求める小論文というハードルの高さだったですし、当時は「イケイケドンドン」の時代だったので、後押しをしていただいた先生のお陰で、期の途中でしたが提案をして予算を割けた経緯もあり、あまり予算も掛けられず、広報期間もあまり取れなかった中での実施だったのでまずまずの結果だったかなと思います。

 

ただ、二年目には改めて広報コンセプトと計画を立て直して、実施をしました。その時のポスターが上記のものです。

満を持して臨んだこともあり、2年目の結果はなんと1157件もご応募をいただきました。

これは私が調べた限りでは、全国の大学で行っている同様の小論文コンテストの中でもトップクラスの応募数でした(エッセイや短短歌のコンテストではもっと多くの応募を集めている者はありますが、小論文のコンテストとしては当時調べた中ではトップクラスの応募数でした)。

また、産経新聞11月30日朝刊にも取り上げていただきました。

 

今では第7回まで続くコンテストになっていて、これからも高校生に志を考えるきっかけとなる機会を提供し続けて欲しいなと期待しています。

 

 

 

でもこのポスターは自分で言うのもなんですが、なかなか良いできだなーと思います。実際、高校や塾・予備校などに掲載の依頼に行った時もとても評判が良かったです。

 

これは信頼できるカメラマンとコンセプトについて細かく打合せをして製作しました(ほんとは写真だけでなくて、DTPの所にももっと予算かければもっと完成度上げられたんだけれど、仕方がない)。

 

マーケティング理論のAIDMAAISASを意識して、観る人の興味を引いて、「志」の力強さが伝わる写真を撮りたいと言って、結構時間を掛けて撮影をしました。

 

最近、電通の方とお話しする機会があって、やはり電通の広報のプロフェッショナルの方もAIDMAやAISASといったマーケティングの基本をとても大切にされて広報戦略を立てられていることを知って、当時やっていた事は間違いではなかったなと自信をもてました。

 

 

ちなみにその打合せの時にモチーフとして使ったのが、いいくぼさおりさんのIIKUBOMBER2のジャケット写真

いいくぼさおり

モチーフにしては、完成版と全然違うかもしれませんが、「その人の持っている奥にある魅力をぐっと表現して、インパクトをつけたい。ただし、いいくぼさんのやわらかさではなくて「力強さ」の方を表現したいんです。」というような説明をこのジャケットともう何枚かのモチーフを魅せながら話したら、何年もお願いしているカメラマンさんだけあって意図をきちんと汲み取ってくれて、素晴らしい写真を撮ってくれました。

 

 

このモデルの子は当時の学生(今は卒業)なのですが、卒業後にプロのモデルや女優業をやるようになるとまでは当時は予想できていなかったな。頑張って欲しいなと思っています。

 

 

 

 

 

 

ここからは愚痴なので、愚痴に付き合っても言いという人だけお読みください。

 

ただ、この話しとかを他大学の職員の方や、大学業界を相手にしている媒体社の方にお話ししても「どうせどこかの媒体社からの提案をそのまま取り入れただけでしょ」って言われて信じてもらえないことが結構あります。

私が広報担当行っていた時に100人以上の媒体の営業さんに会ってきましたが、教育コンセプトやビジョンまできっちりとヒアリングして提案してくれる方はそもそもほとんどいらっしゃらなかったけれど。。。

 

でも聞くところによると大学業界では、媒体社から広報について提案を受けて、それを広報担当者がそのまま丸呑みしてやるっていうのが一般的みたいです。。

だからこの小論文コンテストのことも信じてもらえないことがある。ってか勝手に「どっかの媒体社からの提案ね」って決め付けられてる。

 

もちろん私も媒体は利用しましたが、基本的にはこちらでコンセプトや内容、計画を立てて、それを実施するために協力して欲しいって依頼のしかたでしたので、大学業界でそんな慣行があると知ったときは驚きでした。

 

さすがに当時から比べると、さらに大学間競争は激しくなっている中で、そのような広報活動を未だにしている大学は減っているとは思いますが、当時は他大学の広報を参考にするよりもは、専門学校や企業の広報戦略を参考にしてることが多かったです。

 

今だと、近畿大学さんなど、広報としても参考になる大学がいくつかでてきているなーと思います。

 

取り留めない話しでしたが、見つかった一枚のポスターの思い出話でした。

 

 

「ケッヘルの伝言」 いいくぼさおりSPACE SHOWER MUSIC

 

 

「志を育てる―リーダーとして自己を成長させ、道を切りひらくために」 グロービス経営大学院 (著), 田久保 善彦 (著)(東洋経済新報社

 

「未来を拓く君たちへ (PHP文庫)」 田坂 広志 (著)