慶応義塾大学が5年ぶりに大学ブランド力ランキング1位
慶応義塾大学が、5年ぶりに首都圏の大学ブランド力ランキングの1位になったそうです。
■ マイナビニュース 「首都圏の大学ブランド力ランキング、慶応義塾大学が5年ぶり1位に」
大学に関する49項目の「大学イメージ」では、「慶応義塾大学」と「東京大学」が11項目で1位を獲得した。慶応義塾大学のイメージは「好感が持てる」「就職状況が良い」「信頼できる」など。「東京大学」は「時代を切りひらいている」「一流感がある」「ステータスが高い」などであった。「早稲田大学」が1位を獲得した項目は、「チャレンジ精神がある」「個性的である」など6項目。
ブランド力において、個人的にはこの結果に納得感があります。
慶応義塾の職員の方々とお話しすると、義塾の精神が隅々まで行き届いていると感じることが多いからです。
例えば、前にとある慶応義塾の職員の方に伺った話しですが、日本に「大学」ができる前から慶応義塾はあるため、慶応義塾の職員の方は、法律上仕方がない場合を除いて、通常は慶応義塾に「大学」をつけて呼ばないそうです。
あくまで慶応義塾は「塾」であって、「大学」は法律上仕方がなく名乗っているだけであると(まあそこまで露骨には話していなかったですが)。
だから、慶応義塾では「学長」ではなく「塾長」であり、「学生」ではなく「塾生」であるわけです。
「University」ではなく、あくまで「塾」であるという意識が、職員の方々まで行き届いているということ一つとっても、そのブランド力の底力を感じます。
また、慶応義塾は同窓会組織である三田会が活発なことでも有名です。
三田会の支部組織は、各都道府県にあるのみならず、多くの海外にもあるそうです。
慶応義塾では、同窓会組織のために選任の職員の方を置き、その方が各支部会をフォローするなどし、同窓会組織の活性化に取り組んでいるそうです。
歴史が深い大学は他にも数多くあります。
しかし、慶応義塾のこうした、スピリッツをきちんと継承していくことに対しての意識の高さが、高等教育機関としての深みを生み出し、表向きの偏差値や知名度の高さ以上の魅力を生み出しているのだと思います。
ではでは今日はこのへんで。
ではでは。
慶応義塾学生諸氏に告ぐ 福沢 諭吉 (著)