井川ヒロトのブログ

志について探求を続ける 井川 ヒロト が、ニュース・社会・政治・教育・作品(映画、演劇、インプロ、音楽、本、DVD、TV番組・ラジオ)などについて思った事を綴ります。※記事の内容は執筆者個人の見解であり、所属団体の公式見解ではありません。

日本人の「いき」とは?

僕が好きで良く観ている「100分で名著」のスペシャル番組「100分de日本人論」が放送されていました。

タイトルの通り、日本人について名著をもとに考えていく番組です。

内容も面白いし、私が10年以上ヘビーリスナーを続けているラジオ番組TBSラジオ 「伊集院光 深夜の馬鹿力」のDJである伊集院光さんがMCを務めていて、伊集院さん独自の切り口も見所の番組です。

この番組から、日本人の「いき」についての話しのメモ

「いき」の構造 他二篇 (岩波文庫)  九鬼 周造 (著) 岩波書店

・「いき」とは心の交情からきている。

・失ってから初めて分かる本質

・「いき」とは?・・・

①媚態(びたい)男女が相手を惹き付ける、異性との関係が「いき」を原本的に形作っている。

②意気地・・・距離をできる限り接近しつつ、近づきすぎない。馴れ合わない。

③諦め・・・未練を断つもの(芸者の哲学)

アメリカンポルノは、おっぱいが大きければ大きいほどいい。はっきりと見えたほうが良い。

日本人は、うなじなどがちらっと見えるところに魅力を感じる。覆いの美学。

・「これでいい」「このくらい」という止める位置

・「数奇」から「好き」がきている。

「いき」という言葉を改めて考えてみると、きっちりしていない、少し危うさというか、乱れた部分にあるなーと確かに思いました。

現代で言うと、壇蜜さんとかは「いき」って言うのかな?とか思いました。