(2010-06-06はてなダイアリーブログ掲載記事を加筆修正。書いた当時の空気感を残したかったので、当時のストレートな表現はそのままにした)
2010年6月6日(日)にdocomo主催のチャリティーイベント【2010freage festa in Tokyo】が行われ、インプロモーティブも参加しました!
私はTK(タイムキーパー)としての出演でした。15分の尺(持ち時間)にショーを収めるように鈴を鳴らしたり、笛を吹いたりして役者に伝える役割なのですが、一部笛を吹き忘れてしまったりしたところもあったのですが、なんとか時間内に収めることができました。
タイムキーパーは、ショーの最中に間延びしてしまわないように役者に経過時間を伝えたり、話しの空気を読んで即興劇の終わりを告げる笛を鳴らしたりする役です。
即興芝居では台本があるわけではないので、話しの内容は毎回違いますし、当然エンディングも毎回変わります。
即興で作り上げたお話しのどこで終わらせるのが良いのか空気を読んで、一番適当な場所でお話し終了を告げる笛を鳴らすという大役です。
写真はキングオブコメディさんです。キングオブコメディさんは私たちのあとに出演されたので、落ち着いて観ることができたのですが、「ああ、おんなじ舞台でショーをしていたんだなー」と思うと感慨深いものがありました。
私はもともと腹が据わっている性格ではないせいか、誰かと「同じ舞台に立つ」ということに結構意識をしてしまいます。
それ相当の覚悟がないと、覚悟を持った人たちと同じ舞台に立ってはいけないんじゃないか、というよりは、なんだか根負けしてしまって堂々と自信を持ってその場に立っていることができない気がしてしまうのです。
そんな性格なので、学生時代に私はファンだった劇団の公演オーディションを受けるにあたって、「学生の身分では、仮にオーディションに受かってもこのままでは彼らと同じ意識では舞台に立てない」と思い、実家のある新横浜から大阪まで歩くことを決意しました。
自分でも自分が凄いと思えることをしようと思ったときに思いついたのがそれでした。
「大阪まで歩くことができるくらいの覚悟がもし自分にあるのなら、彼らと同じ舞台に立つことを自分自身に許そう」と思ったのです。
550km、14日間掛かりましたが一人でなんとか完走し、オーディションにも合格し、夢のファンだった劇団の芝居に出演することができたのでした。
話は変わって、本日のイベントでは世界の子どもの児童労働を救う活動をしている団体や、東京から一番近い(東京から沖縄より近い)中国のホルチン砂漠を緑化する活動をしている団体などが、その活動をイベント参加者に知ってもらう出展をしていました。
私の所属大学にはグローバルな舞台で活躍する人材を育てることを教育目的に掲げている学部があります。
私はこの学部の広報も含めた全学部の告知担当を行っていました。広報・広告・宣伝というのはただ単にそのものを着飾って魅せて、CMや広告、ポスターなどを作っているように思われがちですが、そんなに単純な考えでは観る人に訴えかける広告は作れません。
教育内容はもちろん、特徴やその学部が何故今存在するべきなのかというところまでさかのぼって考えて、本気で人に勧められるようにならないと本当に他人に伝わるモノは創れないんです。
そこで私は最近壁に当たっていました。もう一方の経営と情報を学ぶ学部ではもともとここの学生として実体験していたので内容や存在意義などについては、最初からなんとなくイメージできていたので問題なかったのですが、前記の学部については正直なかなかイメージが定まらずにいました。
リーマンショックなどの国際的な経済問題、環境問題、10年後までに訪日外国人2500万人という政府方針などからも国際的視野を持つことの意義については理解できてきていたのですが、なんとなく実感がなく、自信が持てないというか・・・そんな折、国際問題を現場で解決しようとしている人たちと直接触れ合うことができて様々な国際問題の現場のお話を聞く中で、その考えに多少なりとも自信を持つことができました。
グローバル化が進んでいく中で、我々は日本国内だけの価値観にとらわれたり、日本国内の問題にだけ意識をすればよいのではなく、国際的な問題に対して具体的にどう対処していくべきかを大局的な視点から見れることが求められていくと思います。
今回のショーに参加しなければこのイベントには行かなかっただろうし、こういうことを考える事もなかったかもしれない。
志で行動をしていると、こうして一つ一つのことが繋がるんだなと実感することができた。そんな一日でした。
出演: 今野浩喜(キングオブコメディ), 高橋健一(キングオブコメディ)
「ニコニコキングオブコメディ 冗談にもほどがある! [DVD]」